
左側が加工前で右側が加工後です。
古塗装を剥離しつつ表面を粗面化させるので、塗装に最適な状態になります。
加工後の物体の表面は梨肌のようにザラザラします。
汚れが付いたら食いついて中々とれませんので、塗装の下地処理としてのご利用をおすすめします。
当社では、フレーム、エンジン、ホイールなどの塗装前の下地処理によく使われています。

■ 用途
・クリーニング
金属部品、金型、などの各種製造工程で付着する汚れの除去
・バリ取り
ダイカストなど、切削加工品や成型品のバリを取って綺麗な面を作ります。
・リサイクル、再生加工
下地処理加工によって、粗面化による「表面積の拡大」と粒子を打ち付ける事によって素地と対象塗装皮膜との間に発生する「アンカー効果」がめっき、塗装、溶射などの付着に効果的な役割を果たします。
■ 粒度
塗装の下地処理には基本的に粗目を使用しています。
エンジンパーツの塗装の下地処理には光沢処理加工を希望されるお客様もいらっしゃいます。
■ 加工可能なサイズ(単位mm)
幅 1600 x 奥行 500 x 高さ 800
バイクのフレーム、タイヤ付きホイールもOKです。
■ 加工可能材質
樹脂・鉄・ステンレス・アルミ・真鍮など
※当店では、めっき剥離は受け付けておりません。下地処理はOK。

↑めっき製品の下地処理加工画像です。
画像の左側が加工前、右側が加工後です。
■ 下地処理加工のポイント!

↑画像の左上が加工前。
右上が加工後。(※右上の上側がブラストによる下地処理加工で下側がペーパー#240による下地処理加工。)
左下がサンドペーパー#240による下地処理後のアップ。
右下がブラストによる下地処理加工のアップ。
くぼみ等サンドペーパーでは下地処理が難しい所もブラストではしっかりと素早く下地処理ができます。

↑画像はプラサフを吹き付けた状態です。
サンドペーパーで下地処理を行った方は塗料が垂れているのに対して、ブラストで下地処理を行った方は塗料がしっかり食いついています。
このように、ブラストの効果は塗装後にはっきりと実感できます。
画像はクリックすると拡大されます。

SHOP様やBUILDER様からは下地処理加工(サンドブラスト)のみの加工依頼をよく頂きます。
下地処理加工(サンドブラスト)のみの加工の場合、錆の発生を防ぐ為画像のようにラッピングしてから梱包します。
宮崎から北海道までで大体3日から5日ほどで到着する事が多いです。
品物によっては到着までに錆が発生するので防錆剤(CURE3-36)の塗布をおすすめしておりますが、そのままの状態での発送をご希望される方が多いです。
錆が発生していた場合はワイヤーブラシや除錆剤で錆を拭きとってから塗装して下さい。
発送などで塗装までに時間がかかる場合は塗装前処理としてリン酸亜鉛処理をおすすめします。
■ ご注意

※下地処理加工後は物体の表面が活性化している為、放っておくと湿気などの影響でサビが容易に発生します。下地処理加工をご注文の際は塗装の準備を事前にされる事をおすすめします。
特に錆を除去した部分は錆が再発生しやすいです。
ホンゴウブラストワークではブラスト後の塗装も受け付けておりますのでお気軽にご相談下さい。

※加工物の状態によっては穴が開く場合がございます。穴が開いても当店では保証できませんので予めご了承下さい。
↓ご参考にどうぞ!
■ ウィキペディア/ショットブラスト
■ ウィキペディア/サンドブラスト
★ 関連ページ
・ ブラスト加工をご検討の際に(用途別加工案内-5)
・ バイク(オートバイ)・ブラスト加工料金表(料金表-1)
・ ブラスト加工の足付け効果(こまめ知識-その13)
・ ケレン(こまめ知識-その14)
・ リン酸亜鉛処理(こまめ知識-その22)
・ ブラストペイント
・ 用途別加工案内
・ こまめ知識